2014年05月03日

スケジュール表コーチコメント

FCカミノ5月スケジュール表コーチコメント

 5月に入りいよいよ各年代の大きい大会が始まります。今の気持ちはいかがでしょうか?選手は期待、緊張、不安でいっぱいだと思います。ですが怖がる必要はありません。この体験一つ一つが大人になっていくために必要なものです。結果を怖がらず、自分の持てる力を100%出してください。
お父さんお母さんも期待、緊張、不安でいっぱいになられている方も多いと思います。まさにサポーターですね。一緒に戦い、一緒に笑える今を大切にしてください。
ここでカミノの親御さん(サポーター)に子供を見守るための5つの約束をお願いします。
んなで家族になりましょう(カミノファミリー)

@私たちは、子供のサッカーで集まってきた、子供の成長を一番に考える集団です。子供が何の心配もなく戦うには家族になることです。子供同士ももちろんですが、親御さん同士、コーチと保護者、子供と親。みんなで仲良くなりましょう。でもどうやって家族になるのでしょう?簡単です。お互いを思いやれば良いのです。まずみなさんの方から始めてください。相手に思いやりを持って接していく。そうしたら必ず相手は思いやりを持って接してくれます。これが広がっていけば家族になれるのです。

A子供の夢を見守りましょう。
子供に夢を観させてあげてください。その夢を励ましてあげてください。ついつい現実を見すぎてしまう大人ですが、これは子供たちの夢です。私たち大人の夢ではありません。決して前へ出てはいけません。彼らに寄り添って彼らが自分の人生をしっかり歩いていけるように見守りましょう。

B自立
子供たちを自立させましょう。子供たちが自立していく機会を奪わないでください。練習の準備、方付け、スパイクの手入れ、学校の役割。すべて彼らが自立していくために必要なものです。大人が手を貸せば早いと思います。忘れ物も少なくなるでしょう。でも、私たちが求めるものは、私たち大人がいなくなっても、彼らが困らないで人生を歩んで行けるようにしてやることではないでしょうか。そのためにはまず、困らせましょう。失敗させましょう。必ずそこから学んでいけます。

C失敗を認めましょう。
サッカーをする以上失敗を必ずします。失敗の方が多いスポーツなのです。負けることもあるでしょう。自分の失敗でチームに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。でもそこから学ぶのです。大人は、励まし、再チャレンジをするように促し、待ってあげましょう。トライ&エラーです。トライして、失敗して、またトライさせていく。このサイクルで子供は大人になっていきます。大人が慌てないこと。ゆっくりゆっくりです。

D彼らが大人になったときを楽しみにしましょう。
今が大切です。でもその今は、10年後、20年後のための今です。彼らがどんな大人になって行くか、またどんな素晴らしい大人になって再開できるかを楽しみに今日を過ごしましょう。あくまで大人は、子供が大人になるためのサポーターです。
5つの約束を胸に、今日も笑顔でグランドでお会いしましょう。これからも家族の一員としてよろしくお願いします。

FCカミノヘッドコーチ吉川尚男
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2014年04月03日

FCカミノ4月スケジュール表コーチコメント

 4月になり新たな気持ちでサッカーに生活に取り組んでいる子供たちがいます。グランドでの笑顔と、体から発するパワーがこの季節は溢れ返ります。この笑顔とパワーに負けないようにスタッフ陣も気を引き締めて頑張っている今日この頃です。
 4月を迎えて、5,6月の大きい大会に向けて各カテゴリーとも練習に、試合に取り組んでいます。そこで出た課題をまた練習して試合で試す、このサイクルで進んでいきます。「試合−分析−課題の抽出−練習−試合」です。これは、サッカーだけではなく私たちの生活にも取り入れられるものです。「挑戦−分析−課題の抽出−努力−挑戦」です。ですが、大人になればなるほど、年齢が上がれば上がるほどこの挑戦ができなくなるように感じます。原因を考えてみますと、今の安定を壊す必要性を感じないこと、失敗した時の恥の意識が強すぎることなどが挙げられると思います。では、この挑戦に向かうパワーは、なんなのでしょうか?それは志ではないでしょうか。こうしたい、こうなりたいもっと、立派な人になりたいなど、各自それぞれで志す物は違いますがこの志の高さ、強さが、挑戦へと掻き立てるパワーになるのではないかと思います。
 そして、この挑戦しない面が子供にも観られます。子供も同じで、観たことがないものへの不安、失敗への恥の意識も同じです。子供なのだから失敗をしても良いという環境が少なくなっているのかもしれません。大人と同じプレッシャーの中で過ごしているのかもしれません。ですが、挑戦できない子供は必ず、挑戦しない大人になってしまいます。今こそ子供たちの背中を押してあげましょう。そして一緒に、歩んであげましょう。
 なぜこんなことをいうのかというと、つい最近私がある方から言われたことがきっかけです。それは何でもない会話から始まったことです。その人にむかって私は「うちの子は全く親の言うことを聞かんわ」そしたらその方が言ってくださった言葉がすごく胸に響きました。それは「子供は、親の言うことを聞くんじゃない。親のすることと同じことをするんだよ」ドキッとしました。確かにそうです。私も、私の周りでもこの「子供が言うことを聞かない」というのはよく聞きます。でもそこには、自分自身も人の話を聞かなかったりしているんではないかな?そして子供が怖がって挑戦しないのは私が怖がって挑戦しない姿を観てきているからではないのかと考えさせられました。皆さんはどうですか?子供たちを意識して行動していますか?子供たちは必ず親や、近くにいる大人のするとおりにするのではないでしょうか?ならば、まず変わらないといけないのは、親であり、大人の方かもしれません。
 まず、志を高く持ちましょう。そして、子供たちを意識して立派な大人を目指していきましょう。すごく難しく、大変なことではありますが、挑戦していく価値はあるように感じます。
 私も負けないように、志を高く持ち頑張っていきたいと思います。そうすれば、うちの子も少しは私の言うことを聞いてくれるかもしれませんね(笑)ですが、うちの子は、サッカーでなくて、水泳を選んでしまいました。4月からはスイミングをがんばるそうです!!!(ガックリです)

FCカミノヘッドコーチ吉川尚男
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2014年03月02日

FCカミノ3月スケジュール表コーチコメント

 一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。三月が去ってしまいそうになっています。チームは、進学、進級でお別れになってしまう6年生、中学3年生との貴重な時間を大切に過ごしています。
 時々考えることがあります。彼らが大人になったときの姿です。社会人になったり、結婚したり、子供を授かったり…私が想像する彼らはいつも笑顔で笑っています。そして気持ちを入れ直して彼らと向き合っています。今の伝え方で伝わったかな?大人になってから困らないかな?困ったときに素直に助けが求められるかな?
いろいろ考えてしまいます。

 私の職業はサッカーの指導者です。サッカーの指導者で怖さを覚えるものはなんだと思いますか?試合に負けること?プレッシャーにおびえること?いえいえ全く違います。もちろんいろいろな方がおられますのでいろいろな考えがあると思いますが、私が感じる怖さは、間違ったことを伝えてしまうとそれが広がってしまう怖さです。どういうことかと言うと、もし子供たちに間違ったことを伝えてしまったとします。それは言葉だけではなく、私の行動、態度などを含めたものです。その間違ったとことをおそらく彼らは大人になってから、子供たち、とくに自分の子供たちに伝えてしまいかねないことです。そうしたら彼らの子供が大きくなってから、また自分の子供にも間違ったことを伝えるかもしれません。そうするとどんどん間違ったことが広がっていってしまいます。そこが一番怖いです。
では、何が一番の喜びだと思いますか?それは彼らの成長した姿です。その成長に私の言葉が助けになったとしたらこんな幸せなことはありません。(勝手な自己満足です。本当は本人が自分で成長したんですが、そうでも思っていないとやってられません(笑))これはさっきの負の広がりと逆です。子供たちは自分の子供たちに素晴らしいことを伝えていくでしょう。そしてその子供たちもまた…。こうやって広がっていくことに最高の喜びを感じます。私は物を作っているわけではありませんので、私がこの世からいなくなっても残るものはありません。ただ、もしかしたら、私の伝えたことが広がって、永遠に生き続けるかもしれません。そんな、偉そうなことをいつも考えています。(笑)
だからまず子供を成長させようとしたら自分が成長していかないといけないと感じます。それをやらなかったら子供たちの前に立つ資格はありませんもんね。
 まだまだ指導者としても、一人の父親としても未熟な私ですが、皆さんと一緒に、子供たちと一緒に成長させていただければと思います。
卒業生の就職が決まりましたという報告、結婚の報告、子供ができたという報告。こんな些細なことが最高の幸せと力になります。

現中3年生、現6年生のみんなへ
 早いものでみんなとお別れの時が近づいています。みんなと過ごした時間が、私の力になっています。あんなに小さかった子が、今は小さい子を助けています。すぐに泣いていた子が逞しく思えます。ただみんなに伝えたいことは、大きくなっても私を上から見下ろさないでね。いろいろ問題があるからね(笑)

FCカミノヘッドコーチ吉川尚男
posted by FCカミノ at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする