いつもは指導者としての私の意見を書かせていただいていますが、今回は親・父親として書かせていただきます。
私には、小学2年生の息子と小学1年生の娘がいます。二人とも元気?に外を走り回っています。
まずこの子たちの不思議は、サッカーに全く興味を示さないことです(笑)。もちろん家の中には、ボールが転がっていますが・・・。
私自身としましては、別にサッカーをやって欲しいという気持ちはありません。いや、少ししかありません(笑)ただ全く興味を示さないのはどうかと思っています。 なかなか親の思う通りに行きません。
少し前に、練習試合の会場にも来てくれて、私の仕事姿も見てもらいました。私がベンチで選手に指示を与えていると、娘が「お父さん、何を独り言っとーの?」と聞いてきました。私は、「???独り言じゃなくて、選手に言っているんだよ」娘「ふ〜ん。私も自転車が乗れないときに、お父さんがいろいろ教えてくれて嬉しかった」私「だろ!だからお兄ちゃんにも言っているんだよ」娘「でもあんまり言われると、うるさい!って思っちゃう。私もなかなか自転車乗れるようにならないから、お兄ちゃんたちもサッカーなかなか上手くならないんだよ。どっちも難しいもんね。」その通りだな〜。自転車も、サッカーもすごく難しいこと。簡単ではないと改めて娘が教えてくれました。私「じゃあまた自転車の練習しようか。」娘「いやだ。もう少し大きくなってからやる。」???いつまで待てばいいのかな?なかなか親の思う通りに行きません。
お兄ちゃんは、学校でカンチョーして先生に注意されてしまいました。私との話で、私「どうして学校でカンチョーするの」息子「お父さんだって家でするがん!」私「・・・家では良いんだよ!」息子「どうして、家で良くて学校ではダメなの!」私「??それは、勢いよくやって指の骨が折れたらすごく痛いからだ!」息子「・・・だったら、ゆっくりなら良いの?」私「・・・今まで3回していたところを1回にしとけ!」息子「わかった!」????全く指導になっていませんでした。(笑)なかなか親の思う通りに行きません。
こうやって見ていくと、子供は親の言うことを聞きません。聞く訳が無いんですね。だって、きちんとやっていないところも見ているから。でもそれが家族でしょうし、親子なのだと思います。
指導者も同じだと感じます。選手は指導者の言うことは聞きません。それが指導者と選手の関係だと思います。
ただ、子供は親のする通りにします。親が思い遣りをもって接すれば、人の好きな子供になります。選手と指導者の関係も同じではないでしょうか?指導者のする通りに選手はします。こう考えると、まずは自分からやり直さないといけないことがわかります。
昔からの言葉で「子は親の背中を見て育つ」と言います。 「選手は指導者の背中を観て育つ!」かもしれません。
もう一度気を引き締めて頑張らないといけませんね。
FCカミノヘッドコーチ吉川尚男