4月を迎えて、5,6月の大きい大会に向けて各カテゴリーとも練習に、試合に取り組んでいます。そこで出た課題をまた練習して試合で試す、このサイクルで進んでいきます。「試合−分析−課題の抽出−練習−試合」です。これは、サッカーだけではなく私たちの生活にも取り入れられるものです。「挑戦−分析−課題の抽出−努力−挑戦」です。ですが、大人になればなるほど、年齢が上がれば上がるほどこの挑戦ができなくなるように感じます。原因を考えてみますと、今の安定を壊す必要性を感じないこと、失敗した時の恥の意識が強すぎることなどが挙げられると思います。では、この挑戦に向かうパワーは、なんなのでしょうか?それは志ではないでしょうか。こうしたい、こうなりたいもっと、立派な人になりたいなど、各自それぞれで志す物は違いますがこの志の高さ、強さが、挑戦へと掻き立てるパワーになるのではないかと思います。
そして、この挑戦しない面が子供にも観られます。子供も同じで、観たことがないものへの不安、失敗への恥の意識も同じです。子供なのだから失敗をしても良いという環境が少なくなっているのかもしれません。大人と同じプレッシャーの中で過ごしているのかもしれません。ですが、挑戦できない子供は必ず、挑戦しない大人になってしまいます。今こそ子供たちの背中を押してあげましょう。そして一緒に、歩んであげましょう。
なぜこんなことをいうのかというと、つい最近私がある方から言われたことがきっかけです。それは何でもない会話から始まったことです。その人にむかって私は「うちの子は全く親の言うことを聞かんわ」そしたらその方が言ってくださった言葉がすごく胸に響きました。それは「子供は、親の言うことを聞くんじゃない。親のすることと同じことをするんだよ」ドキッとしました。確かにそうです。私も、私の周りでもこの「子供が言うことを聞かない」というのはよく聞きます。でもそこには、自分自身も人の話を聞かなかったりしているんではないかな?そして子供が怖がって挑戦しないのは私が怖がって挑戦しない姿を観てきているからではないのかと考えさせられました。皆さんはどうですか?子供たちを意識して行動していますか?子供たちは必ず親や、近くにいる大人のするとおりにするのではないでしょうか?ならば、まず変わらないといけないのは、親であり、大人の方かもしれません。
まず、志を高く持ちましょう。そして、子供たちを意識して立派な大人を目指していきましょう。すごく難しく、大変なことではありますが、挑戦していく価値はあるように感じます。
私も負けないように、志を高く持ち頑張っていきたいと思います。そうすれば、うちの子も少しは私の言うことを聞いてくれるかもしれませんね(笑)ですが、うちの子は、サッカーでなくて、水泳を選んでしまいました。4月からはスイミングをがんばるそうです!!!(ガックリです)
FCカミノヘッドコーチ吉川尚男